子どもたちが、見て、聴いて、感じて、ふるさとに興味を持つデジタル社会科副読本教材をつくりたい!
- 課題地域
- 山陽小野田市
- 担当部署
- 山陽小野田市 学校教育課
- 採択企業
- 株式会社タカヤコミュニケーションズ
背景・課題
小学校3年生の社会科では、身近な地域について学習することになっており、地域の特色についての理解を深めるために市内の教員の協力を得て、市独自の副読本を作成しています。副読本の改訂に合わせてデジタル教科書化を実現したい。
実証方法
- GIGAスクール構想に準じたデジタル機能を搭載したタカヤ社のオリジナルデジタルプラットフォーム「デ知タル図鑑」を活用
- 社会科の副読本「はっけん!山陽小野田」冊子の一部をデジタル教科書化し、市内小学校の社会科の授業でデジタル教科書を使った実証事業を実施
検証結果
- 「楽しく学習に取り組むことができたと思うか」というアンケートに対して、96%の児童が「そう思う・どちらかといえばそう思う」と回答
- 「まとめクイズ」や「徳利窯360度カメラ映像」などのコンテンツが人気となり、クイズなどのゲーミフィケーション的なデジタルならではの体感型学習が子どもたちの学習意欲を高めることがわかった
今後の展望・課題
- 学校や校外での閲覧時にネットワークへのアクセスが集中するため、いつでも快適に使えるネットワーク環境の整備を進めたい
- 多くの人と協力し、使いながら進化していく副読本を目指します
- 副読本をサイト等で閲覧できるようにして、市の財産として市民にも共有できる副読本にしたい
山陽小野田市
- SANYOONODA CITY -
山陽小野田市は山口県の南西部に位置し、下関市、宇部市、美祢市と接しています。里山、河川、干拓地に拡がる田園地帯、海などの豊かな自然のほか、森と湖に恵まれた公園や海や緑に囲まれたレクリエーション施設があり、優れた自然環境に包まれています。 市内には山陽自動車道(小野田I.C、埴生I.C)、山陽新幹線(JR 厚狭駅)があり、隣接する宇部市には山口宇部空港があるなど、高速交通網の利便性が高い交通の要衝となっており、産業立地も好条件を備えています。 明治維新後、本市は工業都市としての道を歩んできます。明治 14 年(1881 年)、国内初民間セメント製造会社が設立、続いて、国内でも早期に設立された民間化学会社が誘致されました。 大正時代にも製薬会社の工場や国内初の民間火薬製造会社の工場が造られるなど、本市は日本の産業近代化の先駆けと言えます。同時に、石炭産業や硫酸瓶などの製陶業も隆盛を極めました。 現在も県下有数の工業都市である本市では、須恵器、セメント、硫酸瓶を製造した窯業の歴史を踏まえ、ガラスを用いた新たな文化を創造し、「現代ガラス展」を開催するなど全国へ発信することで、「ガラスのまち」としての魅力づくりに取り組んでいます。 https://www.city.sanyo-onoda.lg.jp/