シビックテック チャレンジ YAMAGUCHI

実証結果

地域活動をデジタルでもっと豊かに!デジタル時代の地域拠点の姿を一緒にかたちづくりたい!!

課題地域
  • 宇部市
担当部署
宇部市市民環境部市民活動課

背景・課題

ふれあいセンターの稼働率は高くなく、また利用していただいている市民の方は、おおむね固定されており、その多くは高齢者となっている。幅広い世代で地域交流を促し、コミュニティを活性化させる仕掛けづくりを導入する必要があることから、ふれあいセンターに整備したデジタル機器を、地域の方々に積極的に使ってもらえるような仕掛けづくりを行い、地域活動の継続・活性化につなげていきたい。

実証方法

  • 子ども向けイベントを行うことで、幅広い世代(子どもとその保護者)のふれあいセンターの利活用につながるかを探り、その先の多世代交流や地域活動への参加へのきっかけとしたい。
  • イベント「みんなで楽しくプログラミング 宇部市×桃太郎電鉄」
    • 2つのふれあいセンターで、市内11の名所等を駅とした、宇部市オリジナルの桃鉄マップを子どもたち自身で作成し、オンラインでプログラミングを学びながらシビックプライドを育み、デジタル人材になるきっかけを提供。ふれいあセンターの利用率とデジタル機器の使用促進、利用世代を広げ、地域のデジタル人材を育てていく。

検証結果

  • イベント申し込み状況(申込数)
    • 黒石ふれあいセンター 113件
    • 万倉ふれあいセンター  31件
    • ※申請開始1週間で各会場とも定員の20名を超える申請件数となった。
  • イベント後
    • 子供たちがイベントでプログラミングした桃鉄ゲームを宇部市公式webサイトに掲載
    • 市長とイベント参加者が桃鉄をプレイし、その様子をYouTubeにて配信
  • イベントの内容により若い世代をふれあいセンターに呼び込めること、また、ふれあいセンターを会場とし、デジタル機器を活用した事業が実施可能であることを実証できた。
  • センターへの来館頻度「年に数回程度」が57.1%、センターで貸出をしているデジタル機器について、「利用したことがない(貸出をしていることを知らなかった)」が61.1%と最も多く、利用頻度も認知度も低かったが、ふれあいセンターのことを知り、利用していくことに対して前向きな意見が多かった。
  • 参加可能人数40名に対して144名の希望が約1週間ほどであったことから、デジタルを学びたいという子供たちのニーズの高さがうかがえた。また、保護者からもこの度のイベントへの評価の高さや、プログラミングを学ばせたいという意見が多かった。

今後の展望・課題

  • 参加企業から
    • 参加者ほぼ全員から高い満足を得られたことことはある一定の成果であった。
    • ふれあいセンターの認知向上と利用率の増加を促進するためには継続的なイベントなどを行う必要性がある。
    • 現地でのサポート人材として、高専や大学などと協力することで、規模拡大して開催すべきであると考える。
  • 担当課から
    • デジタルの恩恵を全市民に感じていただくために、全センターをつないだイベントの開催
    • 各地域でデジタル化に向けた取組がなされるよう、各地域におけるデジタル人材の育成を図る


宇部市
- UBE CITY -

宇部市は、本州西端の山口県の南西部に位置し、西は山陽小野田市、東は山口市、北は美祢市に接し、南は瀬戸内海に面しています。 市街地近くには、山口宇部空港や重要港湾である宇部港があります。また、市の中央部には、山陽自動車道が横断し、山陽本線及び宇部線が東西に走り、新山口駅も近く、陸・海・空の交通体系が充実した住みよい街です。 山口大学工学部・医学部、宇部フロンティア大学などの大学・短期大学をはじめ、宇部工業高等専門学校や工業系、商業系の学科を持つ高校が4校あり、明日の産業を支える優秀な人材が育っています。また、企業の研究を支援する試験機関も多く、大学と企業との共同研究や産業育成のための研究開発を支援する体制も整っています。 また、産学公金の連携により、医療・健康、環境・エネルギー及び次世代技術(宇宙産業・DX・バイオなど)に関連した成長産業の創出・育成を進め、本市の未来を豊かにする産業力の強化を図っています。  https://www.city.ube.yamaguchi.jp/

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