シビックテック チャレンジ YAMAGUCHI

実証結果

主要観光地の訪問者数をタイムリーに把握し、観光対応に活かしたい!

課題地域
  • 山口県
担当部署
山口県 観光政策課

背景・課題

観光振興の取組において、観光客数等統計データの活用は非常に重要であるが、正規の統計結果を入手するには非常に時間がかかり、欲しいデータが手に入らない場合があります。
観光地の来場者数を把握するまでに現状はリードタイムが長く、コストがかかってしまっていることを解決することができるか実証実験を行いました。

実証方法

  • 観光地の出入り口にカメラ内でAI解析することができるエッジAIカメラを設置して、入退場者をカメラ映像から計測します。計測したデータはリアルタイムに確認ができるようダッシュボードに表示します。
  • 対象観光地
    • ①「香山公園(瑠璃光寺五重塔)」(山口市:屋外施設)
    • ②「防府市まちの駅うめてらす」(防府市:屋内施設)

検証結果

  • 当初期待していた「訪問者数をリアルタイムに把握」する手段としての有効性は評価できる結果となりました。そして、計測データの付加価値を高めることで、観光客や観光事業者にとっても有用なデータを生み出せる可能性があることがわかりました。

今後の展望・課題

  • AIカメラ利活用を実運用することを想定した際、サービス導入コストの負担が懸念事項となっており、データ計測による効果を関係者に理解していただき、さらにデータの有効性を示していく必要があります。
  • AIカメラの観光施設への常設に向けて、計測データやその分析内容を紹介し、市町や関係機関、事業者等との連携によるデータ利活用を検討していきたい。


山口県
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山口県は本州の最西端に位置し、三方が海に開かれ、東西に中国山地が走っていることから、県土の7割が中山間地域であり、少子高齢化や若者流出が大きな課題となっています。 こうした中、本県では、デジタル化は地方においてこそ、より大きな進展を果たさなければならないと考え、デジタル技術を活用して、地域が抱える様々な課題の解決や、新しい価値の創造を行い、これまでよりも豊かで安心・安全に暮らすことができる山口県の未来を目指して、本県ならではのデジタル改革を進めていきます。 https://www.pref.yamaguchi.lg.jp/

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