シビックテック チャレンジ YAMAGUCHI

実証結果

リアルタイム文字起こしアプリ『YYProbe』を活用した窓口支援システム実証

課題地域
  • 阿武町
担当部署
阿武町 健康福祉課
採択企業
株式会社アイシン

背景・課題

聴覚障害の家族が転入したことで、聴覚障害者や高齢者との意思疎通の難しさが浮き彫りになった。これらの住民と円滑なコミュニケーションを確立し、住民の声を受け入れるための仕組みを構築したい。

実証方法

リアルタイム文字起こしアプリ『YYProbe(アイシン製)』を活用した窓口支援システムを構築する

  • 職員の発話内容をリアルタイムで文字起こし、来庁者に伝達可能
    • iPod Touch+指向性マイク+
      アクリル板一体透明ディスプレイ(ジャパンディスプレイ製)
    • 視線を交えながら文字起こし結果を視認可能
    • 周囲の音声を拾わない⇒職員の発話のみを文字起こし
    • 職員の発話内容を文字起こし⇒透明ディスプレイ上に表示
  • 阿武町専用環境を構築し運用を進め、アプリ改良、辞書追加・修正、システム改修を随時実施する

検証結果

  • KPIを達成するシステムの構築はできた(ネガなコメントも随時対応済み)
  • 導入前に比べコミュニケーション改善がみられる結果となった

今後の展望・課題

  • 22年4月以降も実証実験を継続実施予定(阿武町)
  • 阿武町発の窓口支援システムを県内外の各自治体に拡大していきたい(アイシン)
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阿武町
- ABU TOWN -

阿武町は山口県の北部、日本海に面して3方を萩市に隣接しており、今や全国で千箇所を超える道の駅の発祥の地としても有名です。  交通は海岸線に沿ってJR山陰本線と国道191号線が横に、日本海と瀬戸内海を結ぶ国道315号線が縦に走っており、新幹線の新山口駅までが車で70分、萩・石見空港までが50分、山口宇部空港までが90分の距離にあります。  海岸部の清ヶ浜は全国でも珍しい鳴き砂の浜で、サーフィンを楽しむ若者も増えています。  人口減少と高齢化が進む中、町民にも町外の方からも「選ばれる町をつくる」として、外に開かれたまちづくりと地方創生、とりわけ人口定住対策と子育て支援に力を入れており、最近では若干ですが転入超過や起業や新規開店がみられるなど、効果が表れてきたところです。  コンビニもない、ガソリンスタンドも1箇所という不便な町ですが、美しい海、澄んだ星空、そこから生まれるフードマイレージ0の新鮮な食材、開けた気質、落ち着いた町並み、伝統の祭りetc、そんなオンリーワンの阿武町で活躍されるあなたを待っています。 http://www.town.abu.lg.jp/

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