シビックテック チャレンジ YAMAGUCHI

募集テーマ

子どもたちが、見て、聴いて、感じて、ふるさとに興味を持つ
デジタル社会科副読本教材をつくりたい!

締切日
2022/07/19(火)【募集終了】
課題地域
  • 山陽小野田市
担当部署
山陽小野田市 学校教育課

POINT

解決したい課題

2024年度の小学校におけるデジタル教科書の本格導入にむけて、市が制作する小学生3年生の社会科の副読本を、単なるデジタル化ではなく、興味度、理解度の向上など、より学習効果が高まる教材にしたい。

想定する実証実験

デジタル教科書もしくはウェブ版でデジタル化した副読本を、実際に教師や児童に利用してもらい、その後のアンケートで紙媒体と比較してのメリット・デメリットを検証したいと考えています。

実現したい未来

これまでの紙媒体ではできなかった拡大表示や動画・音声の再生等が可能になることで、個に応じた学習の充実を図るとともに、「学ぶことが楽しい」と思ってもらえたらと思います。

得られるもの

副読本のデジタル化は県内においては先進的な取組であり、今回の実証実験の反応が良ければ他の自治体へ展開できるノウハウにもなると思います。

進む教育現場のデジタル化

教育現場のデジタル化が進んでいることをご存知でしょうか。2020年度から一人一台端末の配備が進み、本市でも小学校で3,559台の端末導入が完了しました。2024年度からはデジタル教科書の本格導入されることが国の方針として定められ、各教科書出版社などで対応が進んでいるところと聞いています。

身近な地域を学習するツール、それが社会科副読本

そのような中、実は、市が独自に作っている教科書があります。それが、小学校3年生の社会科で使う「副読本」です。

小学校3年生の社会科の学習で身近な地域を学習することとなっているためで、住んでいる地域の特色についての理解を深めるために、副読本を作成し、配布してきました。副読本という名前ですが、小学校3年生の社会科の授業ではメインで活用する教科書です。

副読本には、山陽小野田の歴史やセメント産業の成り立ち、地域の農家のインタビューなど、全144ページに地域の情報が詰まっています。
原稿の作成は、市内各小学校の代表者の方にお願いし、写真や印刷は地元の印刷業者にお願いするなど、地産地消の学習ツールです。

デジタル化のノウハウがないが、デジタルをうまく使いたい

数年に一度副読本は改訂を行っていますが、令和6年度の利用に向けて、今年度から来年度にかけて改訂作業期間となっており、副読本のデジタル化も同時に行いたいと考えています。

ただ、デジタル化といっても、紙の副読本を単にウェブやPDFなどに変換し、一人一台端末で見られる形にしたいわけではありません。デジタル化するのであれば、デジタルならではの強みを活かし、児童に地域の魅力が伝わる、より学習効果の高い副読本を実現したいと考えています。

しかし、私達にはそのノウハウが全くなく困っているところに、シビックテックチャレンジの参加呼びかけがあり、迷わず手を上げました。

令和4年度は、この一部分をデジタル化し、現在利用している紙媒体の副読本と、デジタル化された副読本の効果の違いについて検証したいと考えています。
また、デジタル化する際に、どのようなデジタル化の方向性が良いのかを検討していきたいと思っています。

実証に際しては、いくつかの小学校に協力してもらい、授業での利用中の反応の観察や、利用後の教師・児童からのアンケートから効果を検証していきたいと考えています。

その中で重視したい指標の一つは、自ら課題意識をもって学習できる力を身に付けてもらいたいという点です。

「自律した学習者を育てる」のが学校教育の本分であると考えていますが、コロナ禍で全国一斉臨時休校になった際には、学校からの指示がなければ何を勉強してよいのかがわからないといった事態が生じてしまいました。

もちろん教科書の中身そのものが重要であることは理解していますが、デジタル化によりさらに学習への意欲、興味関心を高められないかと考えています。

山口県内において、小学校社会科の副読本をデジタル化している事例はなく、この取組が実現すれば、先進的な事例の一つになるものと考えています。

目指す未来

これまでの紙媒体ではできなかった拡大表示や動画や音声の再生、ルビ表示などが可能になることで、個に応じた学習の充実を図るとともに、「学ぶことが楽しい」という気持ちや「もっと学びたいな」というような気持ちをもってもらえるようなデジタル副読本を提供できればと考えています。
一緒にデジタル教科書の可能性を模索していただける方、ぜひ、ご協力お願いいたします。

Outline

背景小学校教育は、デジタル化の波がきており、令和2年度から一人一台端末の配備や、令和6年度からはデジタル教科書の本格導入されることが国の方針として定められました。
文科省の認定した教科書がデジタル化されることで、本市の小学校においても自動的にデジタル教科書になります。ただし、小学校3年生の社会科では、身近な地域を学習することになっており、地域の特色についての理解を深めるために市内の教員の協力を得て、市独自の副読本を作成しています。※副読本という名前になっていますが、実際にはメインの教科書です。
現在、副読本の内容の見直しを図っている最中で、令和6年度のデジタル化に合わせて、副読本のデジタル化を実現したいと考えています。
課題(詳細)副読本のデジタル化について、様々な方法があると思います。例えば、ただ単にPDFにしたり、デジタル教科書のように動画や音声、アニメーションなど各種表現を可能にしたり、Web化したりするなどがあると思います。複数の選択肢がある中で、どの方法がより教師や児童にとって効果的な副読本になるのか定まっておりません。この実証実験を通じてデジタル化の方向性を定めていきたいと考えています。
求める解決策本市の副読本は、144ページありますが、令和4年度は、この一部分をデジタル化し、検証することを考えています。
※例えば「第2章 働く人とわたしたちのくらし ①農家の仕事」(約10ページ分)のデジタル化するといったものです。
令和5年度には、この検証をもとに144ページ分のデジタル化を進めていきたいと考えています。
デジタル化の方向性に指定はなく、話し合いで決めていきたいと思いますが、児童が一人一台端末を利用できる点を活かすことや、本市が利用しているChromebookの容量をアプリのインストール等で過度に圧迫しないようにしたいと考えています。
例えば、働く人のインタビュー記事があるが、これをインタビュー音声や動画にすると臨場感が生まれ、児童の理解が深まる可能性があると思います。こういったいくつもの仕掛けをして、学習効果を高めるなどが実現できるとありがたいです。
想定する実証実験内容現在利用している紙媒体の副読本と、デジタル化された副読本の効果の違いについて検証したいと考えています。いくつかの小学校に協力してもらい、授業での利用中の反応の観察や、利用後の教師・児童からのアンケートから効果を検証していきたいと考えています。
実証実験成功後の発展性令和4年度にデジタル化の方向性が決定すれば、令和5年度からは144ページ分のデジタル化を進めていきたいと考えています。
また、副読本のデジタル化は県内において、先進的な取組であると考えられるため、他の自治体にも展開できる可能性があると思います。
提案企業に求める専門性デジタル化を進めるのに、様々な技術的選択肢やアイデアを提供して下さる企業さんがありがたいです。
また、副読本の発行について、これまで地元の印刷所の方に写真の撮影、発行などを行っていただいています。そのため、本市とともに著作権について詳しく地元印刷所などと対応していただけるとありがたいです。
プロジェクトの進め方打合せ方法オンライン会議等についても対応可能。
企画開始時や効果検証時など適宜本市にお越しいただいて、教育現場の視察も含めて、児童にとって効果的なデジタル化を一緒に検討していただきたいです。
提供可能なデータ・環境等副読本のデータを可能な限り提供しようと思いますが、先述のとおり、著作権の関係によって提供できない場合もあります。その際は、著作権にふれないものをサンプルデータとして提供したいと考えています。
プログラム終了後の本格導入プログラム終了後は、効果を検証し、予算化も含めて導入について検討していきます。


山陽小野田市
- SANYOONODA CITY -

山陽小野田市は山口県の南西部に位置し、下関市、宇部市、美祢市と接しています。里山、河川、干拓地に拡がる田園地帯、海などの豊かな自然のほか、森と湖に恵まれた公園や海や緑に囲まれたレクリエーション施設があり、優れた自然環境に包まれています。 市内には山陽自動車道(小野田I.C、埴生I.C)、山陽新幹線(JR 厚狭駅)があり、隣接する宇部市には山口宇部空港があるなど、高速交通網の利便性が高い交通の要衝となっており、産業立地も好条件を備えています。 明治維新後、本市は工業都市としての道を歩んできます。明治 14 年(1881 年)、国内初民間セメント製造会社が設立、続いて、国内でも早期に設立された民間化学会社が誘致されました。 大正時代にも製薬会社の工場や国内初の民間火薬製造会社の工場が造られるなど、本市は日本の産業近代化の先駆けと言えます。同時に、石炭産業や硫酸瓶などの製陶業も隆盛を極めました。 現在も県下有数の工業都市である本市では、須恵器、セメント、硫酸瓶を製造した窯業の歴史を踏まえ、ガラスを用いた新たな文化を創造し、「現代ガラス展」を開催するなど全国へ発信することで、「ガラスのまち」としての魅力づくりに取り組んでいます。 https://www.city.sanyo-onoda.lg.jp/

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