シビックテック チャレンジ YAMAGUCHI

実証結果

やまぐちの旅の魅力と感動を世界中でシェア!タイムリーで旬な観光情報を共有する未来型の情報環境の構築

課題地域
  • 山口県
担当部署
山口県 観光プロモーション推進室

背景・課題

コロナ禍が明け、観光地が賑わいを取り戻す中、山口県の観光の魅力を発信して認知度と存在感を高め、旅の目的地として選ばれるために、観光客のニーズに即した、山口県の旬な観光情報を提供したり、県内各地に存在する魅力的な観光資源を見つけ出し、訴求力ある観光情報として発信したい。

今回の実証では、観光客や地域住民からおすすめの観光情報(写真・コメント)を投稿してもらい、それらを県・市町・関係観光団体が、観光客の嗜好やニーズにあわせて自由に活用できる環境を整備したい。

実証方法

  • World Wide System社のフォトコンテストツール「SmartContest」をカスタマイズして、観光客及び地元住民等から、山口県の旅の幸福感を感じられる観光に関する画像をシステム上に投稿してもらう、観光画像投稿キャンペーンを実施
  • キャンペーン名は「幸福旅 おふくわけキャンペーン」とした
  • 投稿画像は、専用システムの管理画面から、県・市町・観光連盟・物産協会が自由にダウンロード可能
  • 画像の投稿者には抽選で、各市町から提供された賞品をプレゼント
  • 《投稿期間》 令和5年11月8日(水)~令和6年1月8日(月)
  • 《閲覧・ダウンロード期間》 令和5年11月8日(水)~令和6年1月31日(水)

検証結果

  • 画像の投稿は、目標数(200枚)を超えて260枚集まった。その中には、これまで知られていないユニークな観光素材の投稿もあった
  • 投稿写真の活用については、観光プロモーション推進室による活用がほとんどを占めたため、市町への周知不足が課題となった

今後の展望・課題

  • 2024年度の事業として予算化を達成できた。旅行者に「幸福感あふれる山口の旅」のイメージを提示し、山口の「絶景」「体験」「グルメ」などをテーマにした観光情報をシェアできる参加型プラットフォームを形成・活用し、地域住民等と連携して、本県を旅の目的地にしたくなる取り組みを行う
  • 山口市がニューヨークタイムズ紙の「52 Places to Go in 2024(2024年に旅行すべき52の場所)」のひとつとして選ばれたため、キャンペーンの外国語対応を検討


山口県
- YAMAGUCHI PREF -

山口県は本州の最西端に位置し、三方が海に開かれ、東西に中国山地が走っていることから、県土の7割が中山間地域であり、少子高齢化や若者流出が大きな課題となっています。 こうした中、本県では、デジタル化は地方においてこそ、より大きな進展を果たさなければならないと考え、デジタル技術を活用して、地域が抱える様々な課題の解決や、新しい価値の創造を行い、これまでよりも豊かで安心・安全に暮らすことができる山口県の未来を目指して、本県ならではのデジタル改革を進めていきます。 https://www.pref.yamaguchi.lg.jp/

この記事をシェアする

その他の実証結果を見る