「わかる喜び」「できる楽しさ」が感じられる「やまプリCBT」を、山口県の全ての子どもに届けたい!

- 課題地域
- 山口県
- 担当部署
- 山口県 義務教育課
- 採択企業
- スタディポケット株式会社
背景・課題
- 山口県の学びを実現するためのツール
- 山口県内の小・中学校に対し、「やまぐちっ子学習プリント」を提供している。
- 2008年より600名以上の教員が作問に携わり、15年以上継続している学習資源である。
- 現状の課題
- 学習プリントの印刷コストと時間に負担が生じている。
- 手作業による採点作業が教員の負担を増大させている。
- 児童生徒へのフィードバックまでに時間を要する。
- 紙面の制約により、十分な解説スペースを確保することが困難である。
- 児童生徒の学習進捗状況の管理が困難である。
実証方法

- 目指す姿
- 児童生徒が学習方法を選択できることで、学習の最適化を図る。
- 自動採点機能により、即時のフィードバックを実現する。
- AIを活用した個別対応や解説の提供を行う。
- 学習状況の可視化により、児童生徒の学習意欲向上を目指す。
- 教員の業務効率化を実現する。

検証結果

- アンケート結果:学習の理解度への影響について
- 81.4%の回答者が、学習によって「理解が深まることが多くあった」または「理解が深まることがときどきあった」と回答した。
- アンケート結果:自由記述文
- 理解促進・意欲に関連するポジティブな感想として、「AIに質問するのが楽しかった」「すぐに解決できた」という意見があった。
- 自動採点については、「サクサク進められる」「飽きない」といった感想が印象的であった。
- 課題やネガティブな内容として、「AIの回答(説明)が長すぎる」「採点に納得がいかない(問題によっては、厳格な採点基準に設定されていたため)」といった声があがった。
今後の展望・課題
- 課題
- 指導上の観点として、生徒の活用度の差があることや情報やAIを道具として活用する力を育成することが必要であるなどが判明したので、改善していく
- システム上の観点として、複数科目の展開や、AIチャット機能の精度向上、コスト削減などの面を改善していく
- 今後の展望
- 来年度も何らかの形で協働し、より期間・規模を広げた実証機会を模索していきたい。
山口県
- YAMAGUCHI PREF -

山口県は本州の最西端に位置し、三方が海に開かれ、東西に中国山地が走っていることから、県土の7割が中山間地域であり、少子高齢化や若者流出が大きな課題となっています。 こうした中、本県では、デジタル化は地方においてこそ、より大きな進展を果たさなければならないと考え、デジタル技術を活用して、地域が抱える様々な課題の解決や、新しい価値の創造を行い、これまでよりも豊かで安心・安全に暮らすことができる山口県の未来を目指して、本県ならではのデジタル改革を進めていきます。 https://www.pref.yamaguchi.lg.jp/