シビックテック チャレンジ YAMAGUCHI

実証結果

まるで森の宝探し♪高付加価値木材の生産者と材木業者のマッチングシステムを構築したい!

課題地域
  • 山口県
担当部署
山口県 農林水産部 農林総合技術センター 林業技術部

背景・課題

寺社仏閣や歴史的建造物で使用するような特殊な木材は、一般流通している木材では、太さなど規格を満たさず十分対応できないことから、木材の確保が課題となっており、全国の材木業者がニーズに合った木材を探すことができるサービスが求められています。
そこで「地上レーザー測量」で解析したデータを用いて、材木業者がニーズに合った木材を検索することができる生産者と材木業者のマッチングシステムを構築したい。

実証方法

  • 「地上レーザー測量」を活用した県内の一部山林の計測データや画像データを用いて、材木業者がニーズに合った木材を選定できるマッチングシステムを構築
  • 構築したシステムを林業関係者に体験してもらい、本格運用に向けてブラッシュアップ

検証結果

  • 想定ユーザー(森林所有者、木材業者、林業事業体等)へのヒアリング結果

今後の展望・課題

  • 新たな技術(レーザー測量技術)を用いて、ネットを通じて幅広い客体から、希少なニーズに長期に対応する立木ストックの技術的検証は、今回概念としての実証実験は終了したので、今後のビジネスモデル構築が待たれる。
  • 地域・行政内にとどまるプラットフォームでないため、自治体を超えた構築が必要。
  • 木材流通において希少なニーズの高付加価値木材を長期なスパンで生産できるということは、木材生産から建築利用までの伝統技術の継承につながり、担い手の確保につながるという評価を得た。


山口県
- YAMAGUCHI PREF -

山口県は本州の最西端に位置し、三方が海に開かれ、東西に中国山地が走っていることから、県土の7割が中山間地域であり、少子高齢化や若者流出が大きな課題となっています。 こうした中、本県では、デジタル化は地方においてこそ、より大きな進展を果たさなければならないと考え、デジタル技術を活用して、地域が抱える様々な課題の解決や、新しい価値の創造を行い、これまでよりも豊かで安心・安全に暮らすことができる山口県の未来を目指して、本県ならではのデジタル改革を進めていきます。 https://www.pref.yamaguchi.lg.jp/

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