デジタル・ツールの活用で、介護医療関係機関のエンゲージメント向上!
- 課題地域
- 周防大島町
- 担当部署
- 周防大島町 介護保険課
- 採択企業
- 株式会社AGEN
背景・課題
周防大島町には、高齢者の住居・介護サービス・医療等を提供する入所・入院施設として29施設が存在している。介護施設等の入所調整は各施設が個別に行っているが、関係機関の情報連携が困難で、入所希望者の状況把握等に多くの手間と時間を要し、入所希望者、施設側、双方に不利益が生じている。
実証方法
- ビジネス用チャットツールLINE WORKSを用いた、AGEN社の「FINE LINK PLUS」サービスを活用して介護・医療の事業所間連携を進めた。
- 各関係者へのツール利用に関する説明、導入の補助
- 第1弾に導入した事業所全てを訪問し、第2弾の導入事業所にはオンラインで説明会を実施
- 行政および各施設との協議会での課題認識のすり合わせ、および共有する情報(テーマ)の決定
- デジタルコミュニケーション分野の視点からの助言等
- 各関係者との円滑なコミュニケーション・コミュニティづくり支援
- 各関係者へのツール利用に関する説明、導入の補助
検証結果
- 施設の入所調整という課題のもと、第1弾では介護施設や病院へ導入(48事業所)
- 第2弾では町内の居宅介護支援や訪問介護、介護タクシーなどの事業所へ拡大(78事業所)
- 町内の導入事業所の拡大により、繋がる地域ネットワークの構築が行われた
- 管理者(職員)のアンケート回答
今後の展望・課題
- 引き続き利用を継続し、更なるエンゲージメント向上を目指したい。個人情報の取扱いについての規定を設けたり、サポート体制を充実してITリテラシーの差を無くし、行動変容を起こしたい(周防大島町)
- FiNE-LINK PLUSの“メリット訴求”と“緊急時連携ネットワーク”を構築したい(AGEN社)
周防大島町
- SUO OSHIMA TOWN -
周防大島は、瀬戸内海東南部に位置し淡路島・小豆島に次いで3番目に大きく、温暖な気候と豊かな自然環境に恵まれた人情あふれる島で、本土・本州とは大島大橋によりつながっています。人口は約1万8000人で高齢化率は48%を越えていますが、お年寄りが大変元気な「生涯現役の島」「長寿の島」で、かつてはハワイなどの海外へも多くの島民を輩出した「移民の島」でもあります。 また、風光明媚な島の随所にはスポーツ施設、海水浴場、温泉、宿泊施設などが整備され、「リフレッシュの島」「癒しの島」としても脚光を浴びています。 本町は過疎化、高齢化など多くの課題を抱えていますが、町総合計画基本方針の「元気にこにこ安心で21世紀にはばたく先進の島」を目指して頑張っています。 https://www.town.suo-oshima.lg.jp/